このレビューはネタバレを含みます
原作未読。他監督版未見。
ヴィルヌーヴ監督の新作と言うだけでめちゃくちゃ楽しみにしていた作品。
独特なカタカナ用語が多いので若干混乱はしたけれど、基本のお話がゆっくり進むので、置いていかれる程では無かった。
ヴィルヌーヴ監督の前2作がSF映画作品の中でもかなり好きな作品なので、どうしても比べてしまう所もあり、画の美しさの衝撃具合では、ブレードランナー2049を見た時の方がやっぱり強かった気がする。
でも、今作にもゾクゾクする場面は沢山あって、アラキスのスパイス生産街の全景が映るシーンや、サンドワームが全てを飲み込むシーン、サーダカーがゆっくり上空から攻め降りてくる所等はとても印象に残っている。
あと、オーニソプターが見た目も飛び方も格好良すぎた!!
ハンスジマーさんによる音楽は、聞いたことの無い音や曲が散りばめられていて、民族的でいて、無機質な感じもあり、物語がゆっくり進む分、緩急や迫力を凄く補っていた様に思う。
正直、万人受けする作品だとは思えないけれど、今作はあくまでもpart1であり、「まだ始まったばかり」なので、是非ともpart2を作って頂きたいし、全何作になっても良いので、最後までやり切って貰いたい。
とりあえずパンフレットを読んで、用語復習は出来たので、そのうち2回目観に行こうかな。