よーすけカサブランカス

DUNE/デューン 砂の惑星のよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.6
俺たちは俺たちの神話をやるんだ、という気概はすごく感じられた。序盤の無機質で重い質感の帝国の描写はブレードランナー2049で見られた好きな感じで良かった。ただ盛り上がったのは帝国の襲撃あたりまでで、それ以降は王子の覚醒という不可欠な場面なので削りようがないのは分かるんだが地味だった。スターウォーズはまだそこらへん上手くやってたのだが。
ただキャスティングは神懸っていたので画的な良さはずっとあった。
あとバリアが基本の戦闘だとダメージを色で判別するしかなく、やっぱ血がないと緊張感がな、と思ったりした。
というか2つの国が(しかも敵の名はウラジミール)砂漠の資源を奪うっていういかにも前時代的な設定のSFを、原作は古いからしょうがないにしても、今改めてやる意味とは。