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DUNE/デューン 砂の惑星のARのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
5.0
一度目は劇場で観た。
しかし、あまりにも美しいティモシー・シャラメに心を奪われて、物語なんてどうでもよかった。

素晴らしいSF作品は、世界観を構成する要素を作中で安易に言葉にして説明をしない。だから何度か観る必要があるし、そこで台詞や映像から読み取り、各々が解釈をする。その動線が自然に敷かれている。

本作は、適度に説明くさくもなければ鑑賞者も置いていかない。ファンになる要素は十二分にある。

劇場で観た時はティモシー・シャラメが美し過ぎて、何も内容が入ってこなかったし、ネット配信で鑑賞した2度目でも、ティモシー神の美しくさで何も頭に入ってこなかった。
それどころか観賞後には、牛乳石鹸でつむじから爪先まで洗ってる人間に、高価なアミノ酸シャンプーとコンディショナーをネットで購させる影響力。合わせて二万円。

数多くの映画が、10代の頃から僕に多大な影響を与えてくれた。本作では十年以上は自身で髪を切っている僕に変化をくれた。シャラメ神を観た後だと、自分のダラしなさに驚く。

「憧れて少しでも近づこうと手を伸ばす」
SF作品として、これほど影響を個人に与える映画は多くはない。おかげで、髪はサラサラだし良い香りになる予定です。
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