ゆいしん

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのゆいしんのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開当初、終盤の展開により酷評されていた本作。
実際に鑑賞してみると、ゲームを否定するメッセージというより、むしろ肯定している様に感じた。

ゲームを否定し、「大人になれ」と説教かましてくる敵(社会・風潮)に立ち向かい、それでも僕らはあの時勇者だったんだ、まだまだ人生の冒険は続くんだ、と打ち倒す構図。
だがしかし、いかんせん唐突すぎたがために、物語世界に浸っていた観客に冷や水を浴びせた形となる。しかも最終盤で。そのため否定的な要素だけが印象に残ったのだろう。
もう少し、その伏線を増やしておくか、演出の見せ方を変えれば印象は変わったのかもしれない。

ただ結局のところ、そもそもそんなメッセージ性は要らなくて、ドラクエ5のストーリーだけが観たかったという話に帰結する説。