ちくわ

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのちくわのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラクエ5を少なく見積もっても20周はクリアしている自分の率直な感想は、「悪い映画じゃないしむしろ楽しいじゃん!」というところでした。個人的に日本で一番苦手な監督の作品で評判も悪かったので全く期待していなかったが、良い意味で期待を裏切ってくれたように思う。
プレイヤーであるリュカの台詞にあった、ビアンカ達のことを「ゲームだけど確かにそこにいた」というのがまさに自分が原作のゲームに対する想いそのもので、その彼らが声を発し命を吹き込まれ生き生きと動いているのをみているだけでも嬉しかった。ジャミとゴンズが映画館で見られるなんて思いもしなかったわけだし。
ドラクエというゲームは、特に最新作以前、仲間は主人公と行動を共にし始めると途端に喋らなくなり、ストーリーも淡々と進み、また主人公も言葉を一切発しないこともあり、プレイヤー自身がキャラクター達の心情を考える余地があったことが一つの特徴であった。きっと悪評の原因はそこで、ゲーム畑にいない人達が、皆の思い入れが深いキャラクターに感情を与え人にしてしまったことに起因するんだと思う。また、ラストのトンデモ展開と説教臭さが一番の原因ではないかとも…「大人になれ」なんて言われて不快に思わない人間なんていないわけだし。
色々悪評をみてどれもおっしゃるとおりではあるんだけども、音楽を天空シリーズで固めていたり、ビアンカがメラゾーマ飛ばしまくったり、リュカのレベル上がっているのがなんとなく垣間見れたり、やはりパパスの断末魔で悲しくなったり、名前がゲレゲレであったりと、家に帰ってまたドラクエ5やろうかなって気持ちにさせてくれた時点でもう観て良かったなーって思いました。はい。