illuminateの試写で観ました!
まず好きだったところ/興味深かったこと。
マンガで一番好きなエピソード採用されててよかったし主演が二階堂ふみで本当によかった。安心感。贔屓なので。彼女がこの役を受けてくれて良かったな……正直ともすればB級映画になりかねないところを引っ張ってくれてる感。
そしてもっとギャグ〜って感じかと思いきやかなりエモーショナルな画作り。光の使い方など。特に部屋へのこだわりを感じた!山本さんの部屋めっちゃ良かったな。山本さん役の伊藤沙莉、最近よく見るけど声めっちゃ良いよな、、素晴らしき個性、、、
そんで生理ちゃんスーツのクオリティすごかったな。いや写真で見てはいたけどしっかりリアルに馴染んでたと思う。スーツアクターの方がわかるようにクレジットされていたのも良かった。
あとこれがよしもとの単独制作/配給なのに驚いた。「英語字幕監修:チャド・マレーン」で二度見してしまった。なかなかエンドロール見るのも面白い
どういうシチュエーションで観るのがいい作品かな〜と考えたけど、カジュアルにデートで観に行っていただくのが良さそうだなとおもった。楽しい作品だし、映画館は人と行くものでしょ?みたいな考えの人に選んでいただきたいな〜
しかしテーマがテーマだけに気になるところはあるんですよね。
・不自然な女言葉
妹が え、嘘でしょ? みたいな喋り方するな〜と思った。少なくとも10代の話し方ではない、、、おそらく俳優ではなくて台本の問題だと思うんだよなあ。
・劇中の男性が生理を理解する描写がない
観客は「生理ちゃん」が見えてるのでわかるけど、劇中では男性には見えてない。上司に理解してもらえなかったり、パートナーには結局ちゃんと言えなかったり。劇中で男性側の理解が描かれてないように見えたのはエッーて感じ
・世代間対立のような表現
メインキャラとして生理が描かれてる女性って10代〜(たぶん)20代の4人。年齢上めの女性に「生理を理由にしないで頑張ろうね」みたいなことを言われるが、それきり。「若い女が苦労してる物語」みたいになってしまってるところは残念。
でもこういうナラティブは超大事なのでぜひ観に行ってほしいです。お金にならないと思われて後続を出せなかったら意味がないので。そしていつかカルチュラル・スタディーズの文脈で「生理ちゃんはここが古いよね」とか語られるようになったらいいな。