まおう

在りし日の歌のまおうのレビュー・感想・評価

在りし日の歌(2019年製作の映画)
4.0
ベルリン国際映画祭にて男優賞と女優賞ダブル受賞の中国映画。80年代から現代にかけて中国激動の時代を駆け抜けたとある家族の物語。
社会主義や一人っ子政策に翻弄される夫婦の姿を通して家族の絆や親子の在り方を静かで温かな視点で描く。
非情な世の中に何度も身も心もズタズタにされながらも、全てを許す菩薩のような穏やかな顔で饅頭を蒸し何皿ものおかずを用意し、夫や息子の帰りを待つ母の姿があまりに切なすぎて5回くらい自分の心臓が潰れる音が聞こえた。こんなん無理やろ。サイコパスでさえ泣きながら母ちゃんの元に帰って温かいご飯食べて膝で眠る。
途中5回くらい「心筋梗塞かな?」ってレベルで胸が締め付けられるのに最後の30分は更に全身の水分が目から溢れる怒涛の号泣タイムが待ち受けている…何この映画…中国からの刺客か???