パドルトンの作品情報・感想・評価

「パドルトン」に投稿された感想・評価

zzzzzm

zzzzzmの感想・評価

3.7
中年のおっさん2人(片方は末期癌患者)の静かにズシリとくる友情譚。安易にゲイ設定にしない絶妙な距離感が良かった。
末期ガンの宣告をうけたマイケルが自ら最期を迎えるために親友アンディーに手助けしてもらうっていう、
シンプルながらヘビーなテーマの映画。

若いとはとても言えない独身のおじさん2人が、
毎日ピザを焼いて大好きなカンフー映画「デスパンチ」を観て2人が考えたゲーム「パドルトン」をする。
地味で冴えないけど幸せな日常。

それが突然の病気発覚とマイケルの決断によってなくなってしまうって言われれば、
そりゃアンディーは普通にはできないよね。
もちろんマイケル本人もだけど、決断した覚悟がある分落ち着いてたけど

ホントは怖いのにっていうのを分かってるからこそ滑稽にいつものように振舞おうとするアンディーの気持ちを考えると...🥺

かなり自然な演技というか、あまり説明もなく2人の会話から色々知っていく感じで、
ドキュメンタリーを観てるような感覚だった!

号泣嗚咽で大変だったけど、
最後は寂しさもありつつ未来のあるエンディングは素敵で結構好きかな
るり

るりの感想・評価

4.0
なんというか
それでも人生は過ぎていくんだよね
人は平等に死ぬはずなのに、悲しいね
でも苦しいのも見てるもんね

彼が居なくなっても
それでも世界は回るんだよ
淡々と日常が過ぎていくんだよ
アンディとマイケルはご近所の友人。外でパドルトンして、家ではピザ食べてカンフー映画観て、おやすみと言って自分の部屋に帰る。そんなおっさん2人の穏やかで幸福な日常はいつまで続くんだろう。死を迎えようとするマイケルにせめてもの抵抗を試みるアンディが、大人げなく面倒臭くていじらしく。何事にも終わりがあるとしても、誰だって独りになるのはきつい。それまでの習慣を築き上げ共有した人を失ったら、毎日はもう同じようにいかない。カウチやベッド、車やジャグジー、いつもそこに居た人を探さずにいられようか。それでも終わりは来るし、別の意味で上の部屋と下の部屋に分かれて、また日常が続いていく。
1人と1人だから2人になれる関係。いい歳のおっさんが好きなことを好きだと言えること。ワガママを言えること。答えを求めないこと。両者半ズボンのマーク・デュプラスとレイ・ロマノはブロマンスのその先まで、愛の境地を開く。ある意味永遠の伴侶とは、かつてそこにあった居場所と記憶。ドライブインシアターの壁。
D

Dの感想・評価

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2019年上半期ランキング入りのNetflixオリジナルを漁っていて出会った1本。ハマる人にはどハマりするのかもな、出汁をたっぷり効かせた渋みのある料亭のような味わい深さがある。しかし、個人的には薄口で物足りなかった。
同じアパートに住む、仲の良い二人の中年男性の死に別れるまでを描いた友情物語。

余命宣告を受けたマイケルと、その隣人アンディー。
マイケルはアンディーに安楽死を頼む……といったあらすじ内容。

中年おじさん二人が可愛いぐらい仲良しで、二人でパドルトンするところなんか、画がとっても素敵。
もう天国〜ってぐらい幸せそうなんだけど、マイケルの死が絶対的に存在していて、終始重たい空気がじんわりと流れていた。

限られた時間を二人で目一杯楽しんで過ごす姿、バーでカンフー映画の再現する姿は生き生きしていたし、男の友情というのが綺麗に演出されていて個人的に好きなシーンでした。

この手の、余命宣告受けてから死に向かうストーリーってよくあるし、お涙頂戴って感じは苦手だけど、この作品はおじさん二人の友情ってことで愛とはまた違ったテーマの描かれ方で、ユーモアもあったし良かったと思う。

しかしおじさん二人という置き換えで、そこまで目新しい感じのストーリーでもなく普通に進むのは少々物足りなかったかなぁ。
二人がまるで箱庭の中だけで繰り広げられる生活にイマイチ共感できず。

二人がソファでかけているのを正面からとか、基本二人を正面から撮るのが多すぎて、まるで見せられている感じがして違和感でした。

なので、ラストシーンも、一枚壁があるような……
今一歩入り込めず。
宮

宮の感想・評価

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人間生まれてくるときも死ぬときも結局は一人。孤独な生き物。
って誰かが言ってたけど、自分が死ぬ時に誰かが手を握ってくれるのとそうじゃないのではやっぱり違うんじゃないかなと思った。
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