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赤い闇 スターリンの冷たい大地でのmatsuのレビュー・感想・評価

4.2
超衝撃的な実話映画でした!!

英国のガレス・ジョーンズ記者がソ連の闇を暴こうとする内容でした。

1930年代ソ連・ウクライナのホロドモール飢饉(人為的な飢饉)についてこの作品を通じて初めて知りました。

雪の降る街には死体が散乱し、小麦は都市部の人々の食べる分と海外輸出にまわされて農民たちはパンさえ食べることができない。配給はほとんどない。皆飢えている。

子供たちの歌っていた
《飢えと寒さが 家の中を満たしている
食べるものはなく 寝る場所はない 
私達の隣人は もう正気を失ってしまった そしてついに自分の子供を食べた》
という歌に全てが集約されている。

ウクライナで子供たちだけで生活している家(おそらく両親は飢えて死亡)でのジョーンズの食事には心底衝撃を受けました…

ウクライナ飢饉を世間に知られるとまずいソ連はジョーンズを逮捕・拘束し発表しないと誓わせる…がジョーンズは英国で真実を発表してしまう…
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