てぃだ

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカのてぃだのレビュー・感想・評価

3.4
俺がそう言ったんなら
正しいんでしょう。

どうでもいいけど
映画に出てくる殺人鬼(男)
白ブリーフの確率高すぎないか笑

「屋根裏の散歩者」
っていう江戸川乱歩の小説をむかし
読んだことあるんだけど
あんな感じかと思ったら違った。
70年代のドイツに実在した殺人鬼
その名はホンカ
チョコレート工場のオーナー
それはウォンカ
ウォンカでなくホンカ(←くどい)


とにかく
スクリーン上から
匂いが漂ってきそうなほど
全編にわたって汚い

これ映像の時点でもう生理的に無理
って人いそう


もうその場面だけで嫌悪感を
抱きそうなほど
死体の匂い(嗅いだことないけど)
血の匂い、酒の匂い、貧困の匂い、汗の匂い、
精液の匂い、カビの匂い、古臭い部屋の匂い、肉の腐った匂い、ゲロの匂い,虫の匂い
それらが入り混じって化学反応を起こした匂い
そういうのが全部漂っていそうな
ホンカの部屋

こういう映画って幼少期からの
トラウマとか生育環境とか
そういうのを無理矢理言い訳的に
ねじこむこともできたろうけど
ホンカの場合はもう見た目がアレだから
そして飲み屋で女にやたら奢ろうと
するんだけどやたら断られる描写ぐらいで
主人公の境遇説明終了。
実に潔い。
もう余計な説明はなし

音楽はノリノリ
でも女は性の対象でしかない
出てくる女はみんな太ってて
貧困そのものみたいな
身体もくたびれてて
老婆といっていいような女ばかり
唯一若さの象徴みたいな女の子は
危うくホンカの巣に迷いこみそうに
なったところで辛くも逃げ出す。
(親に無理やり娘の契約書?
書かせるとこキモすぎ)

最初こそコメディなのかと
思ってみてたけど
真面目なドラマというわけでも
サスペンスというわけでもなく
やっぱりドイツ映画訳わからんな
という印象になるのであった
てぃだ

てぃだ