いのさん

ゴーストタウン・アンソロジーのいのさんのレビュー・感想・評価

3.4
《生と死の狭間をゆく》

(あらすじ)

人口215人の村。青年が自動車事故で亡くなる。住人たちは嘆き悲しみ、事故の原因究明は等閑に。やがて村には見知らぬ人々が現れる。彼らは何者なのか。
国際映画祭常連監督のコテ監督が描き出す奇抜な物語とスピリチュアルな独自のムードが引き立つベルリン国際映画祭コンペ出品作。
(カナダ/ワールドフォーカス部門作品)

(感想)

白銀の世界に突如として現れる謎の人々。過疎化が進みゴーストタウンと化したケベック近郊の村で起こる不思議なストーリー。
村には死んだはずの村人がちらほらと立っている。彼らの目的は何なのか、雪原にポツリと佇む姿が不思議な雰囲気を演出する。
更に、場面転換で鳴るBGMが不穏な雰囲気を醸し出していた。この村は何かがおかしい。その演出を美しい情景と不気味なBGMが演出していきます。
生と死の境界線、現実と虚構の狭間をゆく人間達を描いた美麗な作品です。
この写真の人達が見つめる先には何があるのか、、ぜひ劇場に運んで確かめてみてください!

次の上映は、
11月3日(日)21時10分〜です!
いのさん

いのさん