とうがらし

ペトルーニャに祝福をのとうがらしのレビュー・感想・評価

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)
2.7
家に引きこもり、自堕落な生活を送る無職の巨漢アラサー女性・ペトルーニャ。
母親に急き立てられて、仕方なく縁故面接に行くパラサイト・シングル。
近頃のネットスラングな言い方をすれば、子ども部屋おばさん。
世の中はずいぶん辛辣な表現を発明するね…。

24~25歳くらいがいいんじゃない?
年齢を偽るよう母親から助言されてうざがるペトルーニャ。
オシャレなワンピースで小奇麗に着飾って、面接では、20歳とさらに盛る(笑)
彼女のダメさ加減が面接官に見抜かれてしまい、面接失敗。
そんなグ~タラな彼女が、たまたま女人禁制の川祭りを見かけ、勇ましい上半身裸の男たちよりも先に、十字架をGETしてしまう。
やがて、それが男女平等・宗教の伝統などが絡んだ社会問題に発展していく。


ジェレミー・ジャスパー監督「パティ・ケイク$」の主人公を彷彿とさせる風貌。
ミヒャエル・ハネケ監督「ファニーゲーム」のようなオープニングBGM。
西宮神社の福男選びに似た祭り。

序盤の掴みはOK。
十字架をGETしてから急速に面白くなくなる。
企画の設定だけで満足してしまったのか、そもそも描くものがそんなになかったのか。
尺を稼ぐために、だらだらと引き伸ばしているように見えた。

ベルリン国際映画祭のエキュメニカル審査員賞&ギルド映画賞W受賞作。