夢生

ペトルーニャに祝福をの夢生のレビュー・感想・評価

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)
3.5
北マケドニアが舞台という事ですが、ポスターのピンク&警察の取調室の南国調のグリーンの壁紙とはあまりにかけ離れた映像は、限りなく寒々しく、
貧しさと、グレイな街並みで、人々の拠り所は神への信仰心という場所。
今や世の中、性差別をなくそう、若さや美しさで判断するのはよしましょう。でも「辺境の地でじゃそんなのは通用しない。」ってのが、男性達の刺さるような殺気だった言葉や、視線で思い知らされます。
ペトルーニャの頑なまでの反骨精神は、途中から滑稽にも魅力的にも見えてきました。
ラストは『えっ!そうなの?こんな終わり方?なるほど。』って、ペトルーニャにエールと共に、苦笑いでした。
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