スティーヴン豆腐

ペトルーニャに祝福をのスティーヴン豆腐のレビュー・感想・評価

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)
3.0
連想したのは、2005年に奈良県大峰山の「女人禁制」に反対する女性活動家達が登山を強行した件。
自分は無宗教の人間だが、現代の価値観に極端にそぐわないものでない限りは(例:人身御供)信仰心に基づいた伝統儀式は尊重すべきと考えているため、本作でのペトルーニャの行為にも全く賛同は出来ない。

「自分には価値がある」と叫ぶのは結構だけれども、32歳実家暮らしで職歴ほぼ無し、冒頭から年老いた母親を足蹴にするような主人公には見た目とか関係なく共感しづらいわ。

就職面接でのセクハラ、儀式に参加した男達や警察官が浴びせる心ない言葉でバランスを取ろうとしているが「それはそれ、これはこれ」なわけで、男性優位の社会に抵抗する手段として伝統や信仰を軽視して良い筈もない。
概ね予想通りだった結末はスカッとするどころか「うっぜぇぇぇ~~~~」としか。自己肯定感を得る為に大勢巻き込んで、最後は勝手にスッキリして帰るんかい。

ペトルーニャの行為に賛同出来るという人は、女性専用車両に積極的に乗車して法的強制力がないことを盾に騒ぎを起こすようなアレな男性も認めないとダブスタだろ?(自分はどちらも関わりたくない)