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ペトルーニャに祝福をのironsandのネタバレレビュー・内容・結末

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

既存の価値観を揺るがす言動と行動、好きだペトルーニャ!
構図や色使いなどの映像も目新しく感じたし、映画としてのカメラと劇中の撮影カメラの切り替えも面白かった。
実際に2014年にお祭りの十字架を掴み取り地元の住民と宗教関係者の怒りを買って「狂った若い女性」と言われたニュースから生まれたストーリーとのこと。男たちがしっかりノイズとして描かれ、2018年の北マケドニアは中世と一緒かよ!なんて言ってたけど、相撲の一件を思い出してこの国も同じようなもんだなと思った。
レポーターとペトルーニャの、見つめる先は結局同じなのに共闘できないところがまたリアルでもどかしくて良かったなあ。
最後は十字架を司祭に返したのも良い。わたしには必要ない、あなたたちは必要なんでしょって。警察署から出た時に暗い雪道を歩くバックショットだったから妙にサスペンス風に感じて、襲われるんじゃないかとドキドキしてしまった。
原題は「神は存在する、彼女の名はペトルーニャ」。神様は女かもしれないじゃないか!って台詞あったね。

【メモ】
描いたのは「社会に押し付けられた役割を拒否する人々」の姿 女人禁制破る女性が主人公、「ペトルーニャに祝福を」のミテフスカ監督
jiji.com/sp/article?k=2021052001053&g=soc