すー

ペトルーニャに祝福をのすーのレビュー・感想・評価

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)
3.0
物語の中心に十字架(及び宗教)があることで、伝統や宗教に盾突くわきまえない女のように見えるが、その根底には大学に行って歴史学を学んでも仕事を得るチャンスが限られている、女性の社会進出が難しいということがあるのだと思う。能力を発揮する機会もなく、親にすすめられた面接は自分がしたい仕事でもない上にセクハラ。

ブチ切れた彼女は特に何も考えず男性しか参加できない宗教の祭りに参加して十字架を取ってしまう…そして彼女が予想もしなかった騒動に発展していく。次第に彼女は何故そこまで侮辱されないといけないのか?と屈することもなく頑なに十字架を返さない。

そこにやってくる女性リポーターの背景も語られずとも電話のやり取りなどでうかがえる。宗教を持ってくるのでややこしくなる上に日本では理解しにくい部分もあるが、日常で感じる理不尽さをやや強引に中指をたてる感じで描きたかったのだろうな〜と思う。