ビートルズをほとんど知らない自分でも十分楽しんで見れたけど、知ってる人ならより楽しめると思う。
ステージの規模がすごく大きくて輝かしくて、こんな場所で喝采を浴びる気分は想像するのも難しいほど特別なものだと思った。富や名声のことを毒杯と表現し、それに溺れ楽しむ人々がいる一方で、それを味わってもなお、嘘をつかずに生きること、愛する人に愛してると言えることに勝る幸せはないのだと知る者もいる。どちらが正しいとか正しくないとかではなくて、主人公が後者であったという話なのだと思う。他人と比べて勝ってるとか負けてるとかつい考えてしまうけど、自分が幸せだと思えたなら人生は勝ちだと、シンプルで奥が深いメッセージがじわりと心に沁みる。
