このレビューはネタバレを含みます
ザ・ビートルズのいない世界
(タバコもコーラもハリポタもいない)
にトリップしてしまった男が、ビートルズの
曲を自分のオリジナルと偽ってスターに
なるが
「(愛される人としての)自分の枠」が欲しい
と言う幼馴染との愛を成立させるため、
コンサートで正直に彼女とファンに真実を告げ
彼女と結ばれてメデタシとなる話
有名になって金持ちになるよりも
普通の生活を送りたい、という思いは
有名に「なってしまった」人にとっては本音かも。
ましてや偽りの成功なら尚更
ヒロインはやや身勝手な女性と思ったが
主人公ジャックの迷いや苦悩には共感できた
幼馴染との恋愛って身近すぎて難しいと思う
この世界では78歳まで生きている無名の
ジョン・レノンを訪ねたジャックの感無量感には
笑った
笑えない現実もあるけれど・・・
ハリポタが存在しないとか、こういう苦みの
効いた英国風ジョークは好みが分かれるかも
しれない
エンドロールで流れたオリジナルの「ヘイ・
ジュード」には、しみじみ感動した
名曲だなぁ・・・