【昨日まで、世界中の誰もが知っていたビートルズ。今日、僕以外の誰も知らない─。】
地球規模の大停電が起こり、世界からビートルズが消えるお話。
今年1番楽しみにしていた『イエスタデイ』
ビートルズ好きからするとこの映画、ビートルズが消えるのではなく、正確には世界からビートルズの「楽曲」が消えるお話。
薄くビートルズという「思想」が消えた（タバコやコカコーラやハリーポッターとか）みたいに描かれているけど、本筋はビートルズの「楽曲」が消えた世界。
大学の卒業旅行として、友だちと2人バックパックで行ったリバプールの街並みだけで感動！
（思い出しても、格安航空券買って野宿して、ろくに英語も喋れないのに、よくロンドンから夜行バスでリバプールまで行けたなと思う。）
きっとビートルズがいなかったら、何がなくなった？みたいな会議をして、付箋にいっぱい書かれたであろう小ネタを、脚本リチャード・カーティスが嫌味なくまとめて、嫌な人が1人も出てこない上品なラブストーリーに。
主人公ジャックの部屋に、レディオヘッドの「In Rainbows」のポスターが貼ってあって、ずっと残ってたのが気になってしまった笑
家で久しぶりに観ると、パルプとか出てきてたけど、パルプなんてモロビートルズ直系じゃないか笑
主演のヒメーシュ・パテルの素朴な演技も、可愛らしい彼女役のリリー・ジェームズといい、大好きな『アバウト・タイム』×ビートルズな愛らしい映画だった。
ジョンのくだりが突然すぎてびっくりした笑
けど、
エンディングの「Hey Jude」
https://open.spotify.com/track/55godIUF4HovOaduE15Ro0?si=hwdngOaGQFu1BR50Snn3vA
まで、ビートルズ愛に溢れた美しい映画だった。
久しぶりに、可愛らしいLP盤風パンフレットを買ってしまった。
https://yesterdaymovie.jp/news/
もはや世界遺産ビートルズを題材にした、
本当に素敵なラブレター映画だった。
ゆっくり家で観直すと、ますます好きになった。
Blu-rayを買ったから、いつでもゆっくり『イエスタデイ』に行ける。
