WestRiver

イエスタデイのWestRiverのレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2019年製作の映画)
4.0
まず初めに言っておくと、僕はビートルズがめちゃめちゃ好きで、大学時代にコピーバンドを組んでライブで演奏したり、ポールマッカートニーの来日公演にも毎回楽しみに行っている。
だからこの映画は本当に楽しみだった。

ある日主人公以外の世界中の人からビートルズに関する記憶が無くなったという設定のお話。
いわゆる「ビートルズになろう」系作品。
冴えないルックスのシンガーソングライターは、ビートルズの曲を使って一躍スターダムにのし上がる。
一つ面白いのが、ビートルズ以外にも無くなっている記憶があるという事。(OASISなど)

この映画ではふんだんにビートルズの様々な楽曲が歌われるが、解散から約50年経った今でも全く陳腐さ古くささを感じさせない楽曲群はさすがだ。
未だに人類史上最高のバンドである事を再認識させてくれる。

さて、予想に反してこの映画には泣ける恋愛要素が盛り込まれていた。
幼い頃から主人公に密かに恋心を抱いていたヒロインを見捨て、また、世界中の人を欺いてビートルズの楽曲を自作という事にして、故郷を離れ世界的スターになる事への葛藤が強く描かれている。

エンディングは(楽曲も含め)号泣必至の展開となるので、ハンカチのご準備を。
ラストにあの曲を持ってくるのはほんと反則!

余談だが、エド・シーランがちょい役かと思ったらがっつりストーリーに絡んでいて驚いた。
かのエド・シーランも流石にビートルズの楽曲には太刀打ちできず、才能に嫉妬しているのが可笑しかった。

長くなったが、音楽好きなら特に胸アツになれる映画なので、ぜひ鑑賞してみてはいかがだろうか。
(個人的には「ボヘミアンラプソディー」よりこっちの方が好き
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