このレビューはネタバレを含みます
正直主演2人の恋愛関係のグダグダっぷりが良くも悪くもカーティスっぽくて笑ってしまったのだが、途中のサプライズで頭真っ白になって涙が止まらなかった。
凄く本人に似ていて、その後のストーリーが頭に入らないくらい衝撃的だった。
今年は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でも事実をねじ曲げるある種のファンタジー映画を撮ったことが記憶に新しいが、今作もそれに似ている。
サプライズ、とても嬉しかったと同時に、ジョン・レノンが生きててジョージ・ハリスンが出てこないこの線引きはなんだろう？と考えてしまう。
ザ・ビートルズは誰が何と言おうと、4人でザ・ビートルズだと思うので……そこは残念だったかな。
歴史的文化遺産がある日突然無くなったとしたら、覚えてる人は何をすれば良いのだろうか？
理由はどうであれ、やっぱり人間はどうにか形に残そうとする生き物なんだろうな。
「ザ・ビートルズを覚えててくれて有難う」
この言葉の重さが胸にズシっとくる。
今まで、どれだけのものが現在も形に残っていて、どれだけのものが消えていってしまったんだろう？
