山南

イエスタデイの山南のネタバレレビュー・内容・結末

イエスタデイ(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

宣伝か何かで粗筋を知って、どんな素敵な作品なのかと期待感増し増しで、、、、でも敢えて今日まで期間を空けて、ようやく観た。

、、、、そう言う事じゃなかったんだよなぁ、と言うのが、観終わった直後の感想。
たぶん、その理由は、中盤からずっと、主人公がビートルズのヒット曲を自分の作品と偽っている事に後ろめたさを感じている様に見えて、疲れちゃったからかも。
そして、幼馴染みへの気持ちを素直に伝えずに引っ張り続けたのも疲れた。

決してツマらない作品ではないのだけど、頂点に上り詰めた感が感じられなかったのもあると思う。
ローディーのロッキーや主人公の父親の空気読めないっぷりは、笑いを通り抜けて苛立ちすら覚えたのは、自分の性格のせいなんだけど。

、、、特典映像で、別バージョンのオープニングとエンディング、カットされたシーンなどを観た。
そこには多分、編集のやり方によっては自分にとって大好きな作品になる可能性が秘められていた。
特にラストは、主人公ではなく、ヒロインにだけはハリーポッターの記憶があるという別バージョンの方が断然好き。

主人公と同じく、ビートルズの記憶がある男女が、凱旋公演の控室に来た時の『ビートルズが存在しない世界なんてつまらない』『あなたが世に出してくれてありがとう』と言う台詞は、作品を通して一番好きかも。
山南

山南