ひらり

風をつかまえた少年のひらりのレビュー・感想・評価

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)
4.0
感動と衝撃の実話。14歳の少年が貧困な村を救うそれも独学で『エネルギーの利用』1冊の本と出会い村の廃材を利用して風力発電の電気で井戸から農業用水をくみ上げてしまう✨
風を耳と目で確かめ、肌で感じ想像し考える。物凄い事を成し遂げる。容易い道のりではなかった。

今から18年前にこんな貧困な国があったのか。お金がないから学校に通えない わずかな農作物は奪われる 言論の自由、村長が大統領に助けを主張するも引きずり出され殴られる。
誰もこの国の事を救ってはくれない。
ウィリアムの父は息子の事を信じなくて
『このガラクタ捨てろ』『勉強なんか無駄だ』斧を投げつける。
『僕の計画は夢じゃない』『父さんが知らないことを僕は知ってる学校に行ったから』とウィリアム。
母親は違った!『どれだけ失えばいいの』と父に訴える。そのやり取りに涙が溢れてきました。

知識があれば可能性は無限大。考える事の大切さ。何が必要で何が出来るかを考える力、行動力。本には色んな可能性を秘めている。学べることの幸せを改めて感じました。
干ばつから村を救い家族を守った14歳の少年ウィリアム心から尊敬します。
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