OASIS

アンダー・ユア・ベッドのOASISのネタバレレビュー・内容・結末

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

DV夫が誇張し過ぎていてそんなやついるかよというレベルなのがリアリティを欠く。
元々彼女もそういう男ばかりに引っかかるタイプだが、ちょっと献身的やすぎないか。
とはいえ、ただの暴力だけではなく性的な暴力描写がなかなかの胸糞具合でフレッシュ。

ベッドの下で繰り広げられる話かと思いきやほとんどが回想と監視なのでスリリングさはあまりなく。
しかし、エドワード・ヤンの「恐怖分子」よろしく壁に貼られた巨大な写真に想いを馳せ妄想に耽るジメッとした気持ち悪さは鳥肌が立つほど。
ただ気持ち悪いだけではなく、名前を呼ばれたい一心で付き纏う偏愛はある種の純粋ささえ称え、崇高な行為にさえ思えるほどの高みへと到達していた。
OASIS

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