少女邂逅の独創的な世界観もすごくすごく素敵だったけどこっちのシュワシュワぱちぱち、青春がぎゅっと詰まったクリームソーダもいいなあ。
『 ムウ子ちゃんはムウ子ちゃんの良さがあって、それは絶対ほかの誰かの言葉なんかで奪われちゃいけないんだよ。』
『 ねえ、知ってる?言葉って温度があるの。ただの音じゃない。』
この作品をみている間はこの3人の生活を覗き込みながらちょっぴりかなしくなったり、しあわせをおすそ分けしてもらったり、懐かしさに思いを馳せたりしていたけど、最後にミユリちゃんが3人のうしろ姿を微笑みながら見送っているところをみて一気に『少女邂逅』に引き戻された。それくらいあの作品はわたしにとって強烈で、だいすきな映画だ。
だから最後まで観終わったあと、やっぱりオープニングに戻ってツムギちゃんとミユリちゃんふたりに会いに行きたくなっちゃうの。そうしてあらためてしあわせそうな紡ちゃんを見つめてたらさみしくって、くるしくって、いとおしくて、気づいたら泣いていた。