このレビューはネタバレを含みます
*殴り書きでメモがわり
めっちゃ甘酸っぱい青春映画。
互いにコンプレックスを抱えた2人が互いに認め合えるようになる物語。
チェリーの声に出すのが苦手で外の音をヘッドホンで遮断し、俳句を通して自分の思いをつげるナヨナヨした人間だけど、スマイルに俳句を声に出して褒められたことで次第にコンプレックスとむきあえるようになっていく。
この「声」というのが重要なポイントだと思う。
チェリーもスマイルへの好意を俳句に載せるシーンがある。スマイルのコンプレックスも含めてスマイルのことが好きだということを。
でも、スマイルはそれを受け止めきれずにいた。
次第にすれ違いが起こり、さあやってまいりましたラストシーンでは、チェリーがスマイルに向かって自分の俳句を声にしてスマイルに告白する。
すると、スマイルはマスクで隠していたコンプレックスをチェリーに見せてにっこりとわらう。
スマイルも自分のコンプレックスと向き合えるようになったのだと自分は解釈する。
2人とも声にして伝えたから互いに向き合うことに繋がったのだと思う。
初めからそのような伏線もあったように思える。
俳句の先生からチェリーに対し「声に出して初めて浮かび上がる情景もありますよ」的な発言に対し、チェリーは「伝われよ」とぼそっとぼやくシーンはチェリーの性格とこの映画のポイントを表すものなのだと自分は思う。
めっちゃ面白い映画でした。
DVD買います。