ぬーたん

ザ・テキサス・レンジャーズ​のぬーたんのレビュー・感想・評価

3.4
2人の渋いオジサマのこのジャケット、観たいなあ!と思ってたけどNetflixだからあまり期待出来ないかな‥。結果、やっぱりね😅
決して悪くはない。ボニーとクライドを追うあのテキサスレンジャー側から描いた実話ベースだし、なんせこの2人、カッコいいよね。
フランク役のケヴィン・コスナーはいきなり、腹がかなり出ちゃってるー。
これは役作りなんだろうけど、ほっそりした顔とのバランス悪し。
しかし、スーツを着てハットを被ればもう、あの若き頃のカッコいいケヴィンが居たわ。
相棒のメイニーにウディ・ハレルソン。
『ラリー・フリント』からのファン。
ドラマ『TRUE DETECTIVE~二人の刑事』ではマシュー・マコノヒーとのバディが最高だった。
今作ではケヴィンと。常に相手がスター選手だが、スターを輝かせるのがこのハレルソンのキャラと演技力。
実父は殺し屋で刑務所で死亡、という経歴も何となく納得の、悪役も似合う俳優だ。
今回の役はちょっと頼りないが見せ場はあって安心した。
が、お〇〇こばかりしてるのは前立腺肥大だと思うよ😅
そういうお年頃。
刑事役のジョン・キャロル・リンチ。
名前は覚えていなくても顔は覚えてるタイプの脇役で味がある。
綺麗さっぱりの頭だけど、まだ56歳。
知事役キャシー・ベイツ。
とにかくおっかない!知事に選びたくないよ。
出ただけで迫力の存在感ね。
クライドの父にウィリアム・サドラー。
海外ドラマでは何度も観てるし、映画でもちょこちょこ出てて、名脇役。
今作の父役も良かったなあ。セリフもいい。
監督は大好きな『ウォルト・ディズニーの約束』のジョン・リー・ハンコックだし、役者は揃ったぜ。
『俺たちに明日はない』のあのラストシーンの衝撃を逆側から体験するワクワク感と、この2人のそれまでの人生を垣間見れる渋い会話を期待して観始めたわ。
『TRUE DETECTIVE』の感動的ラストのように泣かせる最後もね。
が…実話だからとにかくボニーとクライドをひたすら追うだけ。
当時の状況の中で一部英雄化されてた2人を捕まえるのに情報が少なくて難航し、逃げられたり。
車に乗って追いかけて、居なくて、居たけど砂埃に消え、また追い駆けて。
132分ずっと見せられて。オジサマ2人の過去の話も少な目で、グッとくるシーンもなく。
面白くなくはないが、もう少しどうにかならんかったんかい?という気持ちね。むしろこのコンビで実話でないグッと来る刑事もの、いつか作って欲しいわ。
※ボニーとクライドの車は展示されてると初めて知った。
いつか、見たいね。
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