三角

ロボコップ ディレクターズ・カット版の三角のレビュー・感想・評価

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2の方が好きだ…
今作に続編にはない良さがあることも確かではある。ゴア描写が好きなイキリとかは2を嫌いそう…しかし、2が好きです。

人間の機械化とかゴッサムシティより酷い治安と公営事業の民営化でさらに悪化する行政状況とかさまざまな要素があるものの本筋は単調な復讐ものだ。
俺を殺したギャングを許さない。でもギャングと通じているオムニ社の人間=俺を機械にした奴とはならず俺を機械にした奴を殺した奴というずらしがある。ギャングと通じている悪徳会社役員はロボコップを破滅させようと手を回しているオールマシンの警察ロボ開発者である。
完全マシンの化け物よりも人間とマシンの合体した化け物のほうがいい!この機械と人間(と機械の合体)の対立構造からの機械に勝つ人間!っていうのはアメリカにスーパーマンの頃からあるテーマであるのでクラシック!と思ってしまった…まあそりゃクラシックか35年前なんだから…

ロボコップ開発シーンの気味悪さといいその後の悲壮感といい自分が機械になるなんておぞましいという前提があったんだ、この時代には…と思った。拝金主義者が繁栄していく行政民営化への抵抗とかも殊更に撮らなくても当然の前提として共有されていたのかも知れない。ジャングルの掟が支配する自由のない自由の国アメリカにも…
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