J四郎

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッションのJ四郎のレビュー・感想・評価

3.4
ジャンプ黄金期にやっていたヒット作をおフランスが実写化。
いつが黄金期かは人によって違うとは思いますが、自分もこの頃は毎週買ってたオッサン世代なので原作は一応知ってます。

この作品は原作再現度がハンパねぇ!みたいな好意的な前評判を良く聞いてました。その割に史上最~の~みたいなバカ映画に冠せられる副題がなんでついてんのかな~?と不審に思ってました。で、実際観て納得した。
なるほどコレは完全にバカ映画ですね。

原作はあの頃の劇画タッチなので外人さんが演じた方が違和感がないのはわかる。でも再現されてるのは髪型と衣装だけやん!と個人的には思ってしまった。外面だけコスプレしたドタバタ劇。あ、海坊主だけは完璧でしたがね。
昔やってたアニメと一部の声優さんが同じなので吹替え推奨。

内容は原作のギャグ部分を切り取り報道レベルで濃縮したようなかんじ。
そんなモッコリ要素ばかりを連発してくるので最初は笑えたんですが、段々と飽きて来ました。ずっとバカ騒ぎしてるだけなもんで。
オリジナルキャラの変態オジサン達が妙に活躍してるのもなんだかなぁ。シティーハンターのギャグ要素とは全く違う感じがするぜ。

原作の冴羽獠は普段はスケベ野郎だが、有事にはキッチリ締めるカッコ良さがあるんですがこれじゃあねぇ。

割り切ってただのバカ映画として観ればそこそこ面白かったけど、それでもスゴク面白いって作品でも無いかな~?
コレ、ガチのファンからしたら100tハンマーでぶん殴られるんじゃあないか。
J四郎

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