フィクションでは絶対に撮れないノンフィクションの力の塊
こういう何かの役に立つとかではなく、自分のために挑戦する人ってめちゃくちゃかっこいい
俺みたいな凡人にはこの挑戦は理解できないけど、それを理解し合える人たちの間にある熱い友情が最高だったし、それを理解できない彼女だからこその協力や葛藤も見事に撮り切ってる
登頂シーンだけでなく協力者たちへのインタビューも最高
カメラマンの友人たちの自分たちが邪魔にならないために何ができるのかを話しているところとか、クライマーの仲間達が友人としては彼女がいること喜ばしいことだけど、クライマーとしてはそれによってストイックになりきれなくてよくない結果を招くのではと心配していたのが印象的
でも、彼女のこれが最後かもしれないから一緒に居たいっていう気持ちもわかる
ラストシーンの登りきってこれからのさらなる挑戦を嬉しそうに話すアレックスと彼女の複雑な表情の対比まで完璧
彼が死ぬまでこの想いを彼女は抱えていくのかもしれないと思うと気が狂いそうだけど、それでも変わらない愛って凄すぎる
