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SKIN 短編のkuuのレビュー・感想・評価

SKIN 短編(2018年製作の映画)
4.0
『SKIN/短編』
※短編の方ですので
今作品は暴力的で過激な描写があり不快に感じる可能性があるので視聴の際は老婆心ながら御注意を。
製作年2018年。上映時間21分。

人種差別主義者の男とその妻子の悲劇的な運命を描いているアメリカ合衆国の短編ドラマ映画。
監督はガイ・ナティーヴ、出演はダニエル・マクドナルド、ジャクソン・ロバート・スコット、ジョナサン・タッカーなど。

とある一家が友人らと共に湖を訪れる。
一同は皆入れ墨をしており、それにより彼らがネオナチであることが示唆されている。
ジェフリーは息子のトロイが射撃でターゲットに命中できるかどうかで賭けをする。
トロイはターゲットを撃ち、ジェフリーは賭けに勝つ。
トロイの一家はスーパーに向かい、サッカー台でトロイは玩具を持っているアフリカ系の男性のジェイディーと目が合い、2人は微笑み合う。
この何気ない行為が2つのグループによる憎悪の応酬に発展し、衝撃の事態へと向かってゆく。。。

ヲチを見た時、昔見た今なら人種差別で叩かれそうなギャグアニメにもあった内容ながら笑えるどころか背筋が凍った。
2人の子どもの目を通して語られる、怒り、
憎しみ、
無知が合わさるとどうなるかを示す、力強いオリジナルストーリーでした。

これはハッピーエンドの映画でもなけりゃ、人種差別問題の解決策を示す映画でもない。
何が問題の解決策にならないのか、起きていることすべてが悪循環のようなものであることを示している。

今作品は、息子トロイは父ちゃんをとても愛している。
勿論、両親もトロイを愛してるのはうかがえる。
また、別の見方じゃ父ちゃんは白人至上主義者。
主義にそぐわないものたちを意味嫌う。
衝撃的な結末は、憎しみはさらなる憎しみを生むだけであり、憎しみは時に盲目であることを証明する。
人種差別は、世代から世代へと受け継がれることによってのみ存続する自己増殖的な文化やと思うし、
映画監督のナティヴと彼のプロデュースパートナーである妻のジェイミー・レイ・ニューマンは、自分がまいた種を刈り取るのだということを思い出させてくれた。
ブライオン・ウィドナーの実話を基にした長編映画は、この衝撃的な短編映画に影響を与えたと思われるストーリーだそうなので、何か他の映画を見てから長編は見てみようと思います。