あらすじを読まないで見たほうが良い。というか、たった21分しかないのに色々書きすぎな気が。。
個人的には、作品の本筋とも違うけど"応報感情"というものについて考えさせられた。死刑制度にも思いを巡らせたり。
最初は"やんちゃだけど息子思いの父"として微笑ましく見ていたのが、ある時を境に「死んで欲しい」と願ってやまなくなる。
他人なんて皮膚の下では何考えてるかなんてわからない。水面下にある暴力的な感情や攻撃心を表に出すか出さないか、その選択の慎重さによって社会は成り立っているんだと思う。
そもそもの感情を変えることは容易ではないからね。。
個人的には、本作からは人種差別をテーマにした作品としての新しさは感じられなかった。"親の背を見て子は育つ"にとどまっちゃっている感じ。
母が父(夫)の行動に対して、複雑な表情を浮かべつつも放置している様子も悪質なわけで、そこへの言及をしてほしかった。
子どものする毒蛇の話。「色は関係ない」って説明していてるのに、「色こそが大事なんだな」になっちゃうのが面白い。
コミュニケーションをしているようでいて噛み合っていない。「ドント・ルック・アップ」で描かれているように、今の社会でもいたるところにあると思う。
