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SKIN 短編のsensatismのレビュー・感想・評価

SKIN 短編(2018年製作の映画)
3.3
2020/80
「ただこんなヘビもいる
カラフルだけど、実は毒がないヘビだ
毒ヘビじゃないのに天敵を怖がらせてる
“毒ヘビだ 近寄るなって”
ウソつきだね
あとこんなヘビもいる
“逃げた方が身のためだ”
“カラフルじゃないけど毒はある“」

駐車場でジェフと仲間たちは黒人男性に暴力を振るう。そして最後ミルクのような液体を顔にぶっかける。ホワイトに染めようとしたのか。白人が正義かのように。
ジェフはその後黒人男性グループに拉致される。殺される訳でも暴力をふるわれる訳でもない、10日間以上もの長い期間にわたって肌skinに墨のタトゥーを入れられる。
真っ黒に染められた父は呻き声をあげながら家の中に入ろうとするが誰なのか気付いてもらえず警察を呼ばれる始末。挙句の果てに後ろから息子に銃殺されてこの短編はエンドロールを迎える。人間を形成・認知する大部分は肌なのか?
所謂愛に満ちたりている家庭の教育問題と”普通”の生活にありふれている差別。

憎しみの連鎖を断ち切るためには教育が要である。
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