生命の存在意義って何なのでしょう?
誰にも気づかれない…
誰にも見てもらえない…
でも、生きている。
息もするし、なにかを食べないとお腹がすく。
歩けるし、バイクの運転だってできる。
なのに、誰一人自分の存在に気づいてくれない。
彼は孤独という名の壁を乗り越えることすらできないほど、追い込まれ、絶望する…
そんな透明人間という複雑なキャラクターの様々な葛藤を通して、”孤独”という地獄がいかに恐ろしいものなのかを秀逸に描いた短編作品です。
絵のタッチが非常に繊細で美しい。
思わず引き込まれてしまうほど、映像が美しく、キャラクターが興味深い上に、主人公の表情が伝わってくるほど、ストーリーが深々とよく描かれてました。
無駄な説明を一切入れず、キャラクターの行動や仕草だけで、心情の変化などを伝えているため、非常に見やすいスマートな作品になっております。
最近観た日本の短編作品の中で、最も
深い…
って思えた作品。
ストーリー ★★★☆☆
キャラクター ★★★★☆
演技 ★★★★☆
映像 ★★★★☆
演出 ★★★★☆
音楽 ★★★★☆