幼い頃に難病を患い、善意の寄付金で手術を受け回復したという過去をもつ主人公の「多くの善意に報いるため、立派な人間になりたいです」とインタビューで笑顔で応える姿…その裏にある葛藤を描いたこの作品は、自分の見ている世界がすべてではないという事実を教えてくれる。
善意の怖さ、生きることの価値、お金を稼ぐこと、人間を信じることと疑うこと…決して教科書では学べないことを体験を通して気づいていく。
ご都合主義と感じる部分も正直ありますが、それ以上に映画を通して主人公の人生を疑似体験するという意味でオススメしたい作品です。