なんの情報も見てなかったので
スキャンダルというタイトルで
なんかセレブたちのゴシップ話の映画かと勘違いしてました。すみませんん。
FOXニュース社で実際にあったセクハラ訴訟を題材にしたもので、
ドキュメンタリーに近かった。
原題の「Bombshell」は爆弾とか衝撃的ニュースに使う意味と
俗語でかわいこちゃんって性的な意味もあるみたい。そのままで良くない？
はああ～～胸が痛い。
胸クソ！くそクソ。
忠誠心ってなんだよ？
女性というだけで能力は見て貰えず先に
性別と見た目がくるなんて。
本当に気持ちが悪い。
わざと女性たちを対立させて孤立させる
やり方が汚い。
周りも自分の立場が危うくなるから問題ごとに巻き込まないでというのも
それぞれが自分を守ってて戦場なんだってことが分かるし、
だからこそロジャーたちが権力で
出世と降格をチラつかせてパワハラが成立してしまう。
マーゴット・ロビーのインタビューでセクハラを受けたことがない女性はいない、セクハラがグレーゾーンだからこそ悪質って答えててロジャーの部屋に初めて行った時のケイラがまさにそれで、もしあれを訴えたとしたら
自分が誤解したのでは？って思えちゃう。
怖い。そしてキモイ。
ケイラが泣いて電話するところ、
一緒に泣いてしまうね。
自分の経験とも重ねてしまって見るのが少し辛かったです。
メーガンに沈黙の意味を考えましたか？というのも分かるけど
どちらの立場も辛い。
メーガンはトランプの差別発言と戦っていた身で強い女性というイメージがあるから
告白しずらい空気だしさ。
沢山の勇気ある声たちに本当にスタンディングオベーションしたい。
でもそれが彼女たちにとって良かったのかも分からない。
思いがけない傷つく言葉を言われてる可能性もある。
最後がリアルだったな。
ロジャーがいなくなってやっと変わると思いきや、まだ戦いは終わらないという
悲しさ。
セリフであったけど
身内とか親しい人がセクハラにあったりしないと分からないのかね。
自分の娘や家族がされたらってまず考えて行動して欲しいよね。
セクハラクソ男たち。
この映画を少しでも多くの人に伝えていきたいねえ。
