2020/02/23
2020年20本目（劇場11本目）
監督 ジェイ・ローチ
シャーリーズ・セロン
ニコール・キッドマン
マーゴット・ロビー
【魚は頭から腐る】
ＴＶ界の重鎮として、権勢を奮っていたＦＯＸニュースのＣＥＯが、元社員の女性キャスターにセクハラで提訴された実際の事件を描いた社会派ドラマ。
巨大な権力を相手に声をあげることの何と難しい事か。
強い上昇志向を持ちながら、男社会で苦悩し続けている、三者三様の女性達それぞれの闘い。
自らの尊厳と居場所を奪われ提訴を決意するＮ・キッドマン、チャンスを夢見ながら汚れた世界に失望するＭ・ロビー、２人も勿論良かったですが、強い影響力を放ちつつ冷静にそして強かに行動する人気キャスターのメーガン役、Ｃ・セロンが個人的には一番でした、声まで美しい！
予告で何回も見ていたのに、実際に見るまでＣＥＯ役がジョン・リズゴーだと全く気付かなかった、メイクのクオリティも素晴らしいが、相変わらず憎たらしいまでの存在感、流石です。
期待したほど、ラストに爽快感を感じなかったのは、彼女達の闘いが今も続いているという事なのかと思わされた一本。
"美しく、したたかに、そして痛烈に、彼女たちは反撃する！"
