FOX NEWS の創立者:ロジャー・エイルズのセクハラに対する同局女性アンカーの告発を描いた“実話を基にした”フィクション映画。
日本では、カズ・ヒロのアカデミー メイクアップ&ヘアデザイン賞受賞や、シャーリーズ・セロン/ニコール・キッドマン/マーゴット・ロビーの“三大女優共演！”が話題ですが、もっと政治的な“me too”映画でした。
監督はジェイ・ローチ。この人昔は「オースティン・パワーズ」や「ミート・ザ・ペアレンツ」のようなコメディ系の作品が多かったのですが、最近は「トランボ」や「JFKを継いだ男」「ザ・シークレットマン（製作）」等、一転してポリティカル・サスペンスに傾倒しています。
ちょうど、“me too”運動のきっかけとなったハーヴェイ・ワインスタインに有罪判決が出るタイミングに、“その前から延々続く”女性蔑視 × トランプ選挙戦 での『女性が立ち上がる様』を描いています。
奇しくも、本作の製作初期はアンナプルナ・ピクチャーズが関与してたとのこと。アンナ〜はプランB（ブラッド・ピット）と組んで、ワインスタインの性的暴行を暴いた報道の映画化を本格始動させました。そちらも楽しみですね。
