ふくろう

スキャンダルのふくろうのレビュー・感想・評価

スキャンダル(2019年製作の映画)
2.7
なんで邦題つけたのかな?
描きすぎないことで上手くエンターテイメントとして映画を成立させていた。
語ること噤むことで、決定的な場面を描かずにセクハラに迫っていたのは凄い好き。
ハラスメント系はきっちり表現すると鬱々とする。過去受けた人、今苦しんでいる人、これからの人、3人の女性を登場させて、そこに寄りすぎずに目まぐるしく事態が進行するニュースの真っ只中にいる感覚を作っていた。まっさらな一人の女性がセクハラに巻き込まれ、一度は受け入れ、苦しみ、訴え、和解して、再出発するまでの話にもできたはずで、しかし、一人にフォーカスを当てすぎたらその分内面の痛みも露出して、映画楽しんむどころでなく、やられていた気がする