ヤマダタケシ

スキャンダルのヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

スキャンダル(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

2020年8月20日 新文芸坐

・階層を越えて〝女性〟という単位で連帯が組まれる感じが同時上映で観た『ハスラーズ』と近かいテーマ性だった。
・ベテラン、中堅、新人っていう社内での立場の違いから、レズビアンというセクシャルの違い。違う立場の人間が〝女性〟として暴力を受けていたことに対し連帯していく。この連帯が組まれていく流れこそが面白い映画だった。
・同時にその連帯の難しさの映画でもあった。
・エレベーターで偶然三人が一緒になり、その行先が全員二階である(乗り込んでくるけど誰も他のフロアを押さない)のシーンの緊張感がすごい。あそこから物語は転がり出す。