KnightsofOdessa

娘たちのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

娘たち(1962年製作の映画)
3.0
23位[ジャガイモ映画 from Soviet Union!!] 60点

どうやら夏頃に国立フィルムアーカイブで上映されたらしいユーリー・チュリュキンの可愛らしいロマンチックコメディ。正直じゃないなぁという男女間のあるあるをこれでもかと持ち込んでおり、幸せな映画であるのは間違いない。

シベリアの材木伐採場に新人コックとしてやって来たトーシャ。ダンスパーティで腕相撲をシていたイリヤにレコードを切られて逆上し、二人は険悪な状態に。イリヤはトーシャの作る料理は不味いと言って仲間たちとハンストに入るが、彼女の料理は実際めっちゃ美味いのですぐに打ち解ける。

途中ロシア人がジャガイモ料理をどれだけ愛しているかを見せ付けるシーンがある。それは、ジャガイモ料理はフライドポテトとマッシュポテトしかないと宣うイリヤに対してトーシャがブチギレるシーンである。
・フライドポテト
・マッシュポテト
・ゆでジャガイモ
・フレンチフライ
・ポテトパイ
・ポテトパティ
・ポテトパンケーキ
・ポテトロール
・ポテトプディング
・蒸しジャガ
など…とそんなにあるのか。

その後はしょうもない喧嘩を度々挟みつつイチャコラするカップルをずっと見ることになる。"成就した恋愛ほど語るに値しないものはない"とは例の四畳半に暮らしていた"私"の金言である。

残念なことに個人的には不思議なほど嵌らなかった。パッケージ的には大好きだし、好きなシーンも散見されたのだが、話が単調すぎて興味が持続しなかった。でも、多分、好きな人は結構いると思う。
KnightsofOdessa

KnightsofOdessa