水のまち

大菩薩峠の水のまちのレビュー・感想・評価

大菩薩峠(1960年製作の映画)
3.9
剣術とは心ならぬ、生きることなり。刃の魔力に取り憑かれ狂人と化したかのような机竜之助(市川雷蔵)の“音無しの構え”を見る度、身がすくむ。身売りも孤児もありふれた生きにくい時代に、「死にたい奴は死ね」の一言は、逆に清々しく響いた。中村玉緒も、難儀な役にはまりまくり。
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