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浅田家!のmuraのレビュー・感想・評価

浅田家!(2020年製作の映画)
3.5
ハロウィンの夜、コスプレイヤーであふれる街を抜けて映画館へ。すると映画もコスプレイヤーの話で 笑

専業「主夫」の父、看護師の母のもとで育った兄弟。父は幼い頃からふたりの姿をずっと写真におさめてきた。その父からカメラを譲り受けた弟の政志は、漠然としながらもカメラマンを目指すようになる。しばらくはフラフラとしていた政志だが、専門学校の卒業制作で家族写真を撮影したことをきっかけに、上京を決意。再びカメラマンを目指す。その写真が出版者の目にとまり、写真集を出版。それが木村伊兵衛写真賞を受賞する。念願だったプロのカメラマンとなる…といった話。

兄の同級生がいう。「浅田くんの家族、普通じゃないなぁ。でも、なんかええなぁ」。「普通じゃない」ことがネガティブにとらえられがちなこの社会で、楽しく、そしてたくましく生きる浅田家はホント「なんかええなぁ」と思つ。

…が、だんだんと食傷気味に。描かれる家族愛が美しすぎるというか、眩しすぎるというか。こんなにたくさん家族の詰め込まなくても…と思ったのは僕だけか。家族の前にはそれぞれつらく悲しいことが横たわるんだけれど、すべてが美しい家族愛で解決していくというか…

お腹いっぱいに。飽きたというべきか。

まぁでも、最後のあれは思いもよらずおもしろかったが 笑
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