コメディとシリアスの組み立てが絶妙。1台のカメラが巻き起こす浅田家のエピソードが素晴らしい。末っ子の無茶振りに家族が乗っかっていく。困りながらも前向きな家族. . . なかなか絵になっているのが可笑しく、思わず吹き出す(笑)
そして311. . . 運命に翻弄されてしまう人々を描いていく中盤からは、涙が止まらなかった。予告編を見て想像はしていたのに. . . やはりあっさり涙腺崩壊でした。
なんでこんな酷いことが起きるんだろうって、何度も反芻してしまう. . .
でも、被災地で流された写真を拾い上げ、家族に戻そうとする人たちには頭が下がる
人が亡くなっても残された人にはかけがえのない写真. . . 写真には撮った人、撮られた人の想いが込もっている. . . そう実感させられる映画でもありました
二宮和也さんが外見はタトゥーを入れて自由に生きているように見えるが実はナイーブな青年を好演。脇を固める共演者も上手い人ばかりでしたね。そして菅田将暉さん、今作でもオーラを抑えていて上手い！派手さは皆無でしたが、木訥で誠実な感じが凄く良かったです。
撮り続けた家族写真やプレゼントしたカメラが、結果的に子供の人生を変えた訳で、親としては嬉しかったでしょうね。ちょっと羨ましかったです。
