失礼ながら、浅田さんという実在のカメラマンとその作品について、全く知りませんでした。おそらく世間的にも著名とは言いがたい方かと思うのですが、その人物と家族、作品と生き方を題材に映画化を企画・実現した監督とプロデューサーがすごいなと思った。
ユニークな題材とは思っても、ビジネス・興行的にはなかなかの覚悟がいったのではないかと。
題材のユーニークさもありつつ、脚本がよかったと思います。喜怒哀楽のバランスがよく、文字どおり笑いあり涙ありの構成がよかった。
実物の方がむしろもっと破天荒でズボラな人なんではないかな？とも思ったりもしたけど、二宮くんの控えめで自然な演技はよかったな。
他キャストも実力派ぞろい。北村有起哉にはもらい泣きしました。
しかし…最近の菅田将暉の映画出演頻度ってハンパなくないですか？。本作のような役どころ含め、主演、助演にかぎらず出まくってますよね。それだけ多彩で使いやすい俳優さんなんでしょうけど、ちょっと露出過多で”あ、またでとるなぁ”とかつい突っ込みたくなります w
なかなかハートフルでよい作品ではありました。
