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ラストナイト・イン・ソーホーのkazuのレビュー・感想・評価

3.9
ファッションデザイナー志望のエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学しますが、寮生活になじめず一人暮らしをすることに。新しいアパートで暮らし始めた彼女は、1960年代のソーホーにいる夢を見ます。エロイーズは夢の中で、歌手を夢見る美しい女性サンディ(アニヤ・テイラー=ジョイ)と出会い、その姿に魅了されて夜ごと夢の中で彼女を追いかけるようになります。次第に身体も感覚もサンディとシンクロしはじめて。。。

『ベイビー・ドライバー』エドガー・ライト監督の最新作です。ジャンル的にはタイムリープ + サスペンスホラーのような感じ?ですがホラー色は弱いかな👻

60年代の華やかな雰囲気と、ネオン管の色合いが綺麗に映像に描かれていてお洒落です。また、二人のシンクロシーンも実に細かく、鏡やウインドウ越しに映る場面も常にシンクロの相手(エロイーズもしくはサンディ)が映るといった手の込んだ作りで、シンクロを視覚的に見せています👀

さらに、店でのダンスシーン(ここもシンクロ)も素晴らしく、次々にサンディ → エロイーズ → サンディ → エロイーズ → サンディ… と交互に変わっていくのを長回しで撮っているのですが、鮮やかすぎてウットリします😍

ラストのオチは微妙で無理やり終わらせた感もありますが、全体的には凝った作りで大満足です!
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