Narumi

ラストナイト・イン・ソーホーのNarumiのレビュー・感想・評価

4.6
好きだった🫶
甘い話に騙されてはいけない。
男に性を売りのし上がることを求められる社会で生まれてしまった一人のモンスター…
社会風刺的でもあり、切なさもある映画。

60年代ロンドン、煌めくネオン街、レトロでヴィンテージな世界に憧れている主人公は服飾の学校へ通うためロンドンに単身で訪れる。
寮生との相性は最悪。藁にもすがる思いである一室の部屋を借りるが、そこは男子禁制、作られた当初から部屋をほとんど変えてない古風で理想的な造り。
しかしその部屋に住んでからというもの、夜な夜な60年代を必死に生きる少女の夢を見て…

かなりポジティブな終わりです!
中盤まではそれこそ「ブラック・スワン」や「ネオンデーモン」のように主人公が翻弄され病んでいくのでハラハラさせられるけど、最後に伏線も恨みも回収してくれてとてもスッキリ終わってくれる。

わかる人は多分わかる…
男子禁制?もしやと思ったんですがやはりその通りで、個人的にはすごく胸熱でした。
Narumi

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