いちみる

ラストナイト・イン・ソーホーのいちみるのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

❤️‍🔥

キャッチコピー໒꒱˚.*
✯魅惑的で恐ろしい、60年代ロンドンへようこそ。
✯驚愕のタイムリープ・サイコ・ホラー!
✯夢と恐怖が、シンクロする

🌹アニャちゃんがひたすら可愛かった♡
🌹女性に対する性暴力や性差別なんかがテーマだったんだろうな。
🌹コリンズが所有する建物の1室を借りるには条件が…
⋆喫煙者はお断り。
→ジョンや60sのことを思い出すから?
⋆8時以降男性の訪問は禁止。
→若い女の子に自分と同じような思い、悲惨な体験をして欲しくなかったんだろうな。あとジョンとの待ち合わせ時間。多分この時間帯に色んな男達がサンディの家に来てたんだろうな。
⋆夜間の洗濯も禁止。
→シンプル夜はうるさいから?
⋆古い物件(改装したくない)。
→死体が隠されてるから改装できない。
⋆夏になったら排水口に栓をして。下から臭いが。
→隠してる死体の臭いが上がってくるから。
⋆思い出が多すぎるから建物は売らない。
→死体が隠されてるから売れない。
⋆隣にフランス料理の店があって部屋中ニンニクの匂いに。
→死体の匂いカモフラージュ。臭ってもニンニクでは?と思わせるため事前に伝えた。
🌹コリンズさんすごく死体の臭い気にしてた。土の中とかに死体埋めたらそっこー白骨化して数年経てば腐敗臭なんて皆無だろうけど…床下とかに埋めた場合、数十年経っても臭いは残るもんなのかな?
🌹途中出てくる"『007/サンダー・ボール作戦』ショーン・コネリー"の大きな看板、ヴェスパーを頼むサンディ…007要素多め。
🌹サンディがジャックとまた会うことを約束したのは夜8時。
🌹キスマまで現実に反映されてしまうとは。
🌹言い回しや態度、ブロンドに服装までサンディの真似ばかりするエロイーズ。影響されやすいのかな?真逆の性格、見た目だったからこそものすごく惹かれ、当時いじめられ環境が最悪だったエロイーズは、サンディのように強く行動力のある人になりたくて真似ばっかしたのかな?
うーん…だとしてもなんでも真似し過ぎてて痛い。
🌹リアトルでの急なオーディション、オーナーからの合格発表、マネージャーになったジャック…全てうまくいってると思ったのに。デビューはお色気ばっかのショー。しかも脇役。
🌹女がそーゆー業界で這い上がるには、男達にサービスするのが当たり前の時代なのね。
🌹大丈夫?(ジョンに)何かされた?と尋ねるコリンズさん。無理やり嫌なことされてないか気にかけててコリンズさんの優しさ感じる。若い女の子に自分と同じような思いしてもらいたくなかったんだろうな。
🌹霊と見間違えたとしても、裁ちばさみでジョカスタのこと刺し殺そうとしたの半端ない。ジョンが止めなかったらジョカスタ死んでたわ。ジョカスタ本人、周辺で目撃してた人達からしたら殺人未遂でしかないw
🌹リンジーは元警察で風俗取締班に所属してた。
🌹「サンディを殺したのはアレクサンドラさ」と言ってたリンジー…なるほど、確かに足を洗うよう言ってたリンジーからしたらそーゆー解釈になるよね。
🌹リンジー、サンディが悪い女だって気づいてたのになんで連続殺人見抜けなかったんだろ?ソーホーにいるの若い女の子のこと色々知ってるなら、サンディがコリンズとして生きてたこと把握してたのかな?サンディの正体や現状を知りながらもわざとそっとしてたのかな?
🌹エロイーズが泣き叫んだせいで割れた鏡で足を怪我し逃げ帰ることになったジョン。ジョカスタは裁ちばさみで刺し殺されそうになるし、リンジーはジャックだと勘違いされ問い詰められたせいで事故り死んでしまう。傍から見たらただの迷惑女。感情移入一切できなかったw
🌹イライラした時の煙草、シラ・ブラックのレコード、サンディの部屋にあったバレリーナの置物がコリンズさんの部屋にも…更に手紙の宛名が"アレクサンドラ・コリンズ"。
🌹サンディには歌手や女優になる夢があった。しかし、その夢は男達によって搾取され、サンディは何度も何度もあの部屋で壊れ、死んだ。
🌹ナイフを片手にエロイーズを追いかけ階段を登るサンディ、その間流れているシラ・ブラックの"You're My World"…このシーンめちゃくちゃ好き!
🌹ラスト、鏡に姿を現すサンディ。歌手や女優になるという夢を叶えられなかった分、エロイーズにはデザイナーとしての夢を叶えてもらいたくて、応援してるって意味で出てきたんだろうな。出会った時と同じように鏡をちょんってお互い弾く行為で終わるのいいね。
🌹見てる間は追体験、幻覚、霊、白昼夢、タイムスリップ…今起きてることがどんな要因で起きてるものなのか分からなくなる瞬間があった。
結果としては、あの部屋に残ったサンディの念的なものが原因だったんだろうな。生き霊みたいな感覚。あとは部屋に隠された男達の怨念も。それらが合わさって部屋に残ってたものを霊感あるエロイーズが感知し、とんでもないことになったわけだ。

💄••┈┈┈┈┈以下ネットより┈┈┈┈┈••💄

🌹監督のインタビュー
本作に登場する"1960年代"と"現代"という2つの世界のコントラストをはっきりさせるため、ビジュアルとサウンド面でもおもしろい工夫が凝らされている。
エロイーズは田舎からやって来てロンドンやクラスメイトたちと馴染めないため、現代のロンドンは灰色で色がないように見えるようにしてある。その一方で、彼女が足を踏み入れる1960年代は明るく色彩に満ちているんだ。シラ・ブラックの楽曲『You're My World』は(観客を1960年代に導く)タイムマシンとして使っているよ。ステレオにもあることが起きるんだ。エロイーズが60年代のストリートに踏み出す時、映画のサウンドが突然、サラウンドに切り替わるんだ(それまではほぼモノラル)。オズの国ではモノクロからカラーに変化した『オズの魔法使』の音声版といったところだね。
🌹エロイーズは英国南西部のコーンウォール出身という設定だが、監督エドガー・ライトも同じく英国南西部のドーセット出身。映画の序盤、エロイーズがBeatsのヘッドフォンで音楽を聴きながら列車でロンドンに向かうシーンがあるが、エドガー・ライトも夢を抱いてこの列車に乗っていたのかもしれない。
🌹映画の冒頭で、"for DIANA(ダイアナへ捧ぐ)"というメッセージが映し出される。これは、下宿先のオーナーミス・コリンズを演じた女優ダイアナ・リグに追悼の意を表したもの。彼女の代表作といえば、『女王陛下の007』(1969)のテレサ役。
『ラストナイト・イン・ソーホー』には、007的なモチーフがいくつも散りばめられている。エロイーズが最初に60年代の"スウィンギング・ロンドン"に迷い込んだとき、彼女がまず目にするのは『007/サンダー・ボール作戦』の広告だし、サウンドトラックに収録されている"Beat Girl"を作曲・演奏しているのは、007のメイン・テーマでもお馴染みのジョン・バリー。パブで彼女が注文するカクテルは、小説『007/カジノ・ロワイヤル』でイアン・フレミングが考案したとされるヴェスパーで、そのパブのオーナーを演じているのは、『007/ゴールドフィンガー』のボンドガールだったマーガレット・ノーランだ。
エドガー・ライトは『007』シリーズの監督を熱望している。
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