ノッチ

アザーズのノッチのレビュー・感想・評価

アザーズ(2001年製作の映画)
4.5
森の中にある屋敷に子供二人と住んでいる女性が、戦争に行った夫の帰りを待つ。

だがその屋敷には、いるはずのない人の気配が…

その恐怖に世界が戦慄した、ゴシック・ホラーの最高傑作。

古典的なホラー・ミステリーであるが、アレハンドレ・アメナーバル監督の演出は、しっとりと丁寧で、ある種の家族愛の物語になっている。

緊張感の作り方は、とってもお上品で、所謂「見えそうで見えない恐怖感」の作り。

登場人物が少ない物語ですが、かなり興味がもて、それとして引き込まれる作品だと思います。

何より、ゴシックな世界観が好きな人にはオススメ。

洋館や装飾が美しいし、光と影の具合も、この映画独特の使い方をしてると思います。

そして、とにもかくにも、最後の展開がもうびっくらこく。

脚本も展開も緻密に練られている感じ。

しかし、前半部分は間延びした感があり、説明がついてみると拍子抜けするところがある。

すっきりしないエピソードもある。

内容は、少し不気味な感じで進み、ジワリジワリと恐怖感を駆り立てるけど、 単なる驚かす映画ではないので、ホラー好きな人より、サスペンス好きな人におすすめです。

ネタバレに成ると面白みが80%OFFな映画なので、見る際は気を付けてください。
ノッチ

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