ももさく

アザーズのももさくのレビュー・感想・評価

アザーズ(2001年製作の映画)
4.5
母親グレース(ニコールキッドマン)、子供達アン、ニコラスが屋敷に一緒に暮らしている。父親は戦場から帰ってこない。子供達が光アレルギーの為常にカーテンは閉め暗い生活。

不思議な事が沢山。前のドアの鍵を閉めてから次の鍵を開けるなど常に鍵をかける。3人の使用人も謎。口をきけないリディア、以前にここにいたという老女ミルズ、老人タトル。

アンやニコラスは空想なのか?ビクターと言う男の子やその家族のオバケなのか何かを見たり聞いたりしている。

死者のアルバム、亡くなった人の眠っているような写真を写し魂を残す事を昔はしていたと...。

勝手に曲が流れるピアノ、鍵をかけたはずのピアノの蓋があいている。

来世、死後の世界、死者と生者が混じり合う時がある。

聖書、霧、墓石、鼻で息、1981年12月の衝撃。

こちらの作品は当時映画館で私ともう1人のお客さん含め2人で見たので怖さ倍増でした。静かな感じのシーンが多く音も怖いので急にビクッとしてしまう感じでした。気持ち悪いシーンは全くありませんが後半の恐怖や謎が解けた時は鳥肌たちました。

非常に良くできていて面白い。

悲しくも切なく、美しさすら感じる映画とも言えます。

映画館では字幕で見ましたがその後何度か見て吹き替えでも見たらニコールキッドマンは戸田恵子が声を担当していました。うまいです、さすが。